2012年07月25日

地域猫のセミナーへ行ってきました

世田谷保健所生活保健課が開催したセミナー「飼い主のいない猫対策 in 野沢」に参加しました。世田谷区では毎年夏に、このようなセミナーを現在問題が起きている地域で開催している、とのことです。実際、来場者の半分は、猫で困っている区民でした。セミナー後半では、区民から具体的な発言があり、それを受けてすぐ取り掛かりましょう、という極めて具体的で現実的な質疑応答がありました。二子のような里親探しとは違う形で猫を助ける「ねこだすけ」でした。

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7月21日(土)午後1時半〜4時 野沢区民集会所第1会議室 参加者30名(内区外6)
プログラム
1あいさつ
2飼い主のいない猫対策活動の事例紹介 工藤久美子NPO法人ねこだすけ代表理事
3@猫の引取りについて A東京都における飼い主のいない猫対策の推進について
 山崎翔子 東京都動物愛護相談センター監視係
4飼い主のいない猫によるトラブルの相談、活動のための情報交換など
    田矢麻弓 チームSLP代表

配布資料
膨大で貴重な資料をたくさん頂戴しました。発行部署、印刷物の番号などを記しましたので、ご入用の方は、請求してみて下さい。
■環境省
・住宅密集地における犬猫の適正飼養ガイドライン 平成22年2月 A4 22ページ
■東京都福祉保健曲健康安全室環境衛生課
・猫の飼い方 平成20年3月 登録番号(19)395 A5 16ページ
・ネコふえちゃった !? 登録番号(16)243 A4二つ折り
・ご存知ですか?? 「飼い主のいない猫対策」A4裏表 登録番号(21)211
・「飼い主のいない猫」との共生をめざす街ガイドブック 問題解決のABC 登録番号(17)440
■東京都動物愛護相談センター
・人と動物との共生をめざして A3 二つ折り
・東京都動物愛護相談センター分 収容状況の推移 A4 出典:同センター事業概要
■世田谷保健所生活保健課衛生事業係
・世田谷区飼い主のいない猫対策の手引き 2006年11月 No.371
・飼い猫の赴任去勢手術費用助成 A3 二つ折りおよび申請書
・飼い主のいない猫の不妊・去勢手術費用助成および申請書
・世田谷区人と動物との調和の取れた共生推進プラン
平成17(2005)年7月2009年改訂 A4 47ページ
・世田谷区分 猫関係苦情件数の推移 参考:犬 平成15年度〜23年度
・猫が庭に入らない方法 A4
■NPOねこだすけ
・JAPAN Neko-Dasuke NETWORK NEWS No40〜42
・地域ねこ対策 セミナー・講演会資料
・参考資料:動物の愛護及び管理に関する施策を総合的に推進するための基本的な指針 平成18年10月31日環境省告示 第140号より
・東京都における飼い主のいない猫対策について
・見本「飼い主のいない猫対策活動報告」              以上

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質疑応答の模様
質問1
野良猫が子どもを産んだようです。答:捕まえましょう。チラシ作りをします。
質問2
スクーターで餌やりに来る。個人的に苦情を言っても効果がない。中心になる人がいなければダメなのではないか。答:それは、個別訪問 (リサーチ)し、中心になる人を作ります。
質問3
糞で困っているが、餌やりの人たちは「不妊去勢もやっています」と言って平然としている。答:@行政=保健所に言う A確認(リサーチ)をボランティアがやる B注意喚起のチラシをボラがやります。Ex.13匹の猫で苦情があったが、トイレを作ると10日くらいで苦情が治まる。
質問4
トイレはどこに置いてもよいのですか?答:トイレと言うと市販の猫トイレや箱などを想像してしまうが、そうではなく、砂利を少し置く、土を少し掘り起こす、などしてマタタビや糞尿をそこへ振り掛ければよい。遊歩道、区の駐輪場などの一角に作り、日々の糞は、餌やりの折に拾うようにする。チラシを撒き活動を知らせて、募金もする。
質問5
庭をトイレにされている。答:他へ誘導できます。猫が庭に入らない方法をお読み下さい。
質問6
餌をやるから増える。答:目立つ餌やりさんを非難するのではなく、リサーチし、募金をし、手術で減らし、町内で取り組む。

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☆飼い主のいない猫でも、罠をしかけたり、処分場へ持込むことは、法により禁止されています。猫を好きな人も、嫌いな人も、不幸な猫が減って欲しいと願う気持ちは同じなので目的はひとつです。

☆飼い主のいない猫問題は
・増やさない→不妊去勢手術の実施、里親探し
・汚さない→えさを置きっぱなしにしない、糞尿を始末する
・けんかをしない→猫を思う人と迷惑を感じる人同士で冷静に話し合う努力
・捨てさせない→飼い主さんへのマナーの呼びかけ、監視体制作り
を実施していけば解決します。

☆要点
・1匹の猫に対して、餌やりは必ず複数いる(5人くらいはいる)ものである。
従って、目立つ餌やりさんだけ非難しても問題は解決しない。
・大体の苦情は、糞尿が原因なので、餌をやる場合、近くにトイレ場所も作り、 餌をやりながらトイレを清掃すれば、苦情が激減する。
・活動したら、必ず活動報告を近隣に出す。
・問題解決は、必ず、当事者=地域の人々、行政、経験豊富なボランティアの三 者で取り組むこと。二者だと必ずうまくいかない。

☆事例紹介:
A団地 2002年 70歳以上70%の団地 40数匹→現在高齢猫3匹
B公園 2000年 130匹→現在高齢猫15匹
C地区 2009年 40匹→現在10匹

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☆東京都の支援事業として次のようなものがあります。(平成17年5月〜)
@専門的助言および資料の提供
A講習会等への講師派遣
B不妊去勢手術の実施(5頭/件)
支援申請には以下の条件を満たす必要があります。
・活動地域が明確
・活動主体が地域住民
・地域との合意があるか まずは「ねこだすけ」と相談すればよいのではないかな?

☆世田谷区猫関係苦情件数
猫の場合15年度: 990件 → 23年度:264件
犬の場合15年度:1091件 → 23年度:197件
23年度264件の内訳:汚物83件/悪臭10件/鳴き声4件/餌やり等167件
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ニックネーム 二子玉川いぬねこ里親会 at 16:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 通信日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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