2012年06月21日

動物愛護法改正前夜 勉強会

こんばんわ、20日水曜日分ですが、既に夜中を過ぎました。今日は、「緊急提言! 動物愛護法改正前夜 勉強会」〜「動物の命」と「人と動物の共生」 動物の命と福祉を求めて・実験動物〜 の参加ご報告です。

台風の中300人近い参加者を集めて5時5分過ぎに始まりました。

開会宣言
開会趣旨説明 植田勝博弁護士(THEペット法塾)
議員挨拶 参加予定議員(秘書含む)8名のところ4,5名(遅刻者含む) 
デビさんが参加していてご挨拶

第一部
基調報告1
「骨子案まとめまでの経緯を振り返って」松野頼久氏(衆議院議員、民主党、動物愛護管理法改正を検討する議員連盟会長)
基調報告2
「動物愛護法を巡る動きを取材して」太田匡彦氏(AERA 記者)

第二部  再度、私たちは国会議員に訴えます
テーマ@ 動物実験と実験動物の福祉についての意見
 藤沢顕卯氏(動物実験の法制度改善を求めるネットワーク)
 ゲスト:「某化学企業社員の証言」 〜動物実験の現場からの体験談を聞く〜
テーマA 動物愛護法第35条、引き取り制限(撤廃)を原則とすることの意見
 植田勝博弁護士(THE ペット法塾代表)
テーマB 野良ねこ等所有者のいない動物についての意見
 宮本 充氏(立川市栄町猫対策委員会 代表)

第三部  意見交流会(パネリスト・議員と会場との意見交換)
・コーディネーター:植田勝博弁護士
・パネリスト:和崎聖子氏(NPO法人 動物実験の廃止を求める会(JAVA))
       山田佐代子氏(神奈川県動物愛護協会)
       藤沢顕卯氏(動物実験の法制度改善を求めるネットワーク)
       成田 司氏(株式会社コークア代表取締役、Giraf Project)
       マルコ・ブルーノ氏(動物愛護支援の会代表)
       宮本 充氏(立川市栄町猫対策委員会 代表)
DSC07366.JPG
閉会宣言 決議文
閉会の辞 7時半すぎ

簡単な状況説明:基調報告者、松野氏は欠席でした。議員は全員ご多忙でいなくなりました。途中、会場への質問として活動中の方々は犬猫どちらを?との質問があり、圧倒的に猫が多かったです。上記プログラムから分かるように、動物実験と第35条を話題にした集会でした。

■あまりにも資料が多く、また、知らない分野なので、正確なご報告は出来ません。およそのところはこうです。日本は、先進国に名を連ねながら、動物実験を内部の自主規制だけで行なっており、実験者は認可・登録義務等がない中で実験を行っています。役所は、動物が何時何処で何頭が実験に使われているかを把握していません。実際、多くの公的予算を使い、違法な動物の調達、劣悪な飼育による死亡、内部での感染による死亡の拡大なども起こっています。実験のし方は、資料を読んでいて、途中で気持ちが悪くなるほど残酷なものもあります。
 動物愛護法は、愛玩動物に適用する法律ではなく、あらゆる動物、畜産動物も実験動物にも関わる法律ですが、今回の法改正においては、実験動物については、まず「別法」でという案が出て、これを取り下げるにあたり、3R(注)の記述を始め、実験動物の項目がすべて取り下げられてしまったようです。
 しかしながら、例えば、科学的データがかなり出揃ってきた今日では、毒性実験などは計算で結果を出せる時代となり、動物実験を減らせるようです。3Rの実現は、実験者にとって人として取るべき道と感じます。
(注) 3Rとは?
「3Rの原則」などと言います。
Replacement : 出来る限り他の方法に代えること
Reduction : 出来るだけ実験動物の数を減らすこと
Refinement : 動物に与える苦痛を最小限にすること


■引き取り問題は、現行法にある「都道府県等は、犬又はねこの引き取りをその所有者から求められたときには、これを引き取らなければならない」という文言を問題にしています。悪質な飼い主や取扱業者が持込んだ動物も引き取ることになる現行法を変えようというものです。愛護法を発布している役所が、動物を引き取り、大量に殺処分している、という矛盾を正さなければなりません。都市部では、モデルケースとなるような「動物愛護センター」の設立・運営が始まっていますが、未だに地域によっては、役所が捕獲器を貸出し、うるさい等苦情のあった犬猫を市民に捕獲させ、殺処分をしているところがあります。引き取る場合の具体例を但し書きで明記するなど、将来殺処分ゼロを目指した文言にしたいものです。

■議員はあらゆる問題に対処しなければならないわけですが、それにしても現状を知らなすぎる、温度差がありすぎです。逆に、知ってしまった人は、議員を辞めて福島の3000頭中1000頭が生き残っているので、その牛の一部を出身地で引き取ると仰せでした。命の問題は具体的で、待ったなしなので、こういった状況に進むのは理解できないわけではないですが。

今回は、実験動物について知らなかった部分があまりにも膨大で、何も書けませんでした。最後に採択された閉会宣言全文を転記します。

「動物愛護管理法改正・平成24年6月19日意見交流会」閉会宣言
 平成24年5月31日、民主党動物愛護対策ワーキングチームは、実験動物は動物愛護法の改正項目から除くとの方針を示した[本文:が示された]。
 今回の動物愛護法の改正時期において、私たちは、動物愛護法の普遍的原則である「動物の命」と「人と動物の共生」を実現するために、多くの署名集めなどを進め、立法に声が届くことの努力をしてきた。
 私たち[本文:が求めてきたの]は、痛みや感情を持つ同じ地球上の生き物である、実験動物、産業動物の、「動物の命と福祉」を求めてきた。
 この度の民主党の方針は、実験動物が改正項目から除かれることと、更に衝撃的であったのは、実験動物を動物愛護法から除く別法案の意見が出されたことである。
 民主党の方針が出されて、本日の意見交流会まで10日余しかない中で、全国からここ国会議員会館にこれほど多数の人たちが集まったことは、多くの人たちが、この問題に、大きな関心を寄せて、動物の命と人と動物の共生の原則による動物愛護法の改正を求める強い国民の思いが確認された[本文:。]ということであろう。
 私たちは、本年1月20日に、「殺す行政」から「生かす行政」をテーマに動物愛護法改正の交流会を開催した。そこで「「動物の命」はゴミの如く扱われ、殺すことにより問題の処理がされ、また、事実上、動物愛護法の枠外におかれている、実験動物、産業動物などは、行政の殺処分以上ともいうおびただしい数とされながら、その実態さえ闇の中にあって、苦痛の中で生かされ殺されており、動物愛護法の改正が必要であること」が確認された。
 本日、改めて、事実上、動物愛護法の枠外におかれている、実験動物、産業動物について、動物愛護法の基本原則である「動物の命」と「動物との共生」が必要であることと、その法改正が必要であることが確認された。
痛みと感情をもつ、「動物の命」において差異はなく、動物の命への尊厳、畏敬、いたわりが必要であることは、同じ地球に生きる人類として、普遍的原則であり、人倫というべきである。
 本日、発表の場を持つことが出来なかった多くの諸団体からも資料がお数集められ、これを参加者に配布した。
 本日の交流会で、実験動物、産業動物について、動物愛護法の改正が必要であること、そして、動物愛護法の基本原則の外に置いてはならないことが確認された。
 また、ペット、所有者のいない動物、実験動物、産業動物などが、行政、業者、業界、社会において、命ある動物として生きるために必要な機会と環境が確保されるための法律改正が必要であることが、再度、強く確認された。
 私たちは、@実験動物、産業動物を含めて、動物愛護法の基本原則が守られること、A動物取扱業者を含む動物関係者に対する「真に動物を守る法律」への改正がなされること、B動物愛護法に基づいて、行政の動物引取、殺処分の、制限・禁止をして、「殺す行政」から「生かす行政」に転換すること、C行政、社会、国民の、「動物愛護・保護義務」が規定されることを、政府、行政に対して強く求めて、閉会宣言をする。
平成24年6月19日動物愛護法改正議員会館交流会 参加者一同
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ニックネーム 二子玉川いぬねこ里親会 at 00:25| Comment(1) | TrackBack(0) | 通信日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする