2011年10月29日

講演会のご報告 その4

9月に講演会「動物たちの命とこころ」へ行きました。講演3までご報告しましたので、今日は最後の講演4です。

講演会「動物たちの命とこころ」
日時:平成23年9月18日(日)
13:30-17:00会場:立川市女性総合センター アイムホール
主催:講演会実行委員会 入場無料
講演1: あきらめない高齢ペットケア
清野獣医科病院 院長 清野 光司氏
講演2: Is Your Dog Happy?!日欧動物事情
動物愛護支援の会 代表 マルコ・ブルーノ氏
講演3: 続・犬を殺すのは誰か
AERA記者 太田 匡彦(まさひこ)氏
講演4: 動物愛護法改正:動物実験と実験動物
地球生物会議(ALIVE) 代表 野上 ふさ子氏
質疑応答

講演4: 動物愛護法改正:動物実験と実験動物
地球生物会議(ALIVE) 代表 野上 ふさ子氏

野上さんは、取扱業についての法律改正の小委員会を傍聴した時、委員のおひとりでした。様々なデータがスライドで示されましたが、メモする間はなかったです。以下は、まとめです。

先の震災で、福島を除く、青森・岩手・宮城3県で、死んだ家畜は何頭か?、どのメディアも報道していません。450万頭が、圧死、凍死、餓死しました。福島は入っていないのですよ。更に、実験動物にいたっては、密室の電気系統の管理下におかれた彼らが何万匹死んだのか、報告もない。実験動物の数は、EU27カ国の発表は1000万匹、このことから推定すると、日本は2000万匹とも言われています。

動物管理法と言う時、管理される動物は、家庭動物、展示動物、実験動物、産業動物の4つに分けられますが、実験動物に関してほんの少し、産業動物にはほとんど触れられていないのが実情です。

かつて、センターに持込まれた動物は、実験動物に回されていましたが、1990年「シロの事件」をきっかけに払い下げが問題となり、2005年にはゼロとなりました。とはいえ、2000年の法律改正の折は、「動物実験の規制を法律に入れたら立法自体をやめる」とXX党に脅され、動物実験には触れないものが出来上がったのです。

近年は「代替法」として、化学物質の実験を中心に、動物ではなく細胞でやるようになっている分野もあります(遺伝子組換)。とはいえ、実験は、どこでどれだけの実験が行なわれているかも把握されていないのです。毒物劇物取締法、放射線障害防止法、遺伝子組換え規制法、感染症予防法、廃棄物処理法、公衆衛生○○法に関わる問題でありながら、不明なことだらけ。国公立大学の研究は、情報開示を請求出来るが、私学に至っては情報開示も出来ないのです。

今後、一般市民も入った倫理委員会を作ることが望まれます。
動物実験は、医学、薬学、毒性試験、獣医学、科学研究、医療研究といった分野に跨って行なわれており、
1.法規制 2.代替法促進 3.生命倫理の普及
が早急に考えられねばなりません。

川崎市には、T製薬の大きな実験施設が出来ました。しかし、何をしているのかは、一切住民に説明がありません。全く何も分りませんが、大きな災害などがあった時、一体何が起こるのか予想も付かない不安があります。スライドに社屋が写りましたが、物凄く大きな施設でした。スライドと言えば、実験動物の写真もいくつか見せて頂きました。何も言えません。

写真は、各国の資格と日本。この辺についての日本は、不思議なくらい変です。取扱業者にしても資格など皆無です。
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さらに、野上さんは、税金の問題を入れてお話をなさいました。研究なら何でも許されるのか、と。
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質疑応答も白熱しましたが、メモしていられませんでしたので、これでおしまいです。大変に濃い内容の数時間で、このような会を開催して下さったことに感謝します。T

ニックネーム 二子玉川いぬねこ里親会 at 00:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 通信日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする